友情は静かな月のように、太陽の現れない前の大空に輝く。 だが、恋の光を受けるとすぐに色褪せてしまう。
不幸な人間は、 いつも自分が不幸であるということを自慢しているものです。
恋が入ってくると、知恵が出ていく。
女も凡庸な作家も、自画自賛するほどには世間から賞賛されない。
孤独は厚い外套である。 しかし、心はその下で凍えている。
最高のものを求める人は、つねにわが道を行く。 人間は最高のものを決して共存しない。 幸福になろうとする人はまず孤独であれ。
人間は九ヶ月かけて生きる準備を整えるが、 人間を死に導くには一瞬の間しか必要としない。
「時」をまねるがよい。「時」は一切のものをゆっくりと破壊する。 「時」はおもむろに浸蝕し、消耗させ、根こそぎにし、引き離す。 だが、ひったくることはない。
自分の言ったことを決して取り消さない人は、真理よりおのれを愛する人間である。
三週間互いに研究しあい、 三ヶ月間愛し合い、 三年間喧嘩をし、 三十年間我慢しあう。 そして子供達が同じことをまた始める。
青春期を何もしないで過ごすよりは、青春期を浪費する方がましである。
すべての不幸は未来への踏み台にすぎない。
人生はどうせ一幕のお芝居なんだから。 あたしは、そのなかでできるだけいい役を演じたいの。
男と女というこうも違った、また複雑な人間の間で、互いに良く理解しあい、 ふさわしく愛するために一生を費やして長すぎるということはない。
酒が作り出した友情は、酒のように一晩しかもたない。
賢明に世俗的であれ、世俗的に賢明であれ。
不幸な人間にとって、死とは無期懲役の減刑である。
恋のチャンスは、 熟れている時にもがなければならない果物のようだ。 一度地から落ちたら二度とチャンスはないだろう。
真理を尊重するならば、腹背に受難を予期すべし。
諸君が自分自身に対して関心を持つのと同じように、 他人が自分に関心を持っているとは期待するな。