偶然にしか接触せぬ人々に気に入られるよりも、自分自身に気に入られることが必要である。
友人の女房と寝てはいけないという。 しかし、それではいったい誰と寝ればいいのか。
どうか僕を幸福にしようとしないで下さい。 それは僕に任せてください。
最高のものを求める人は、つねにわが道を行く。 人間は最高のものを決して共存しない。 幸福になろうとする人はまず孤独であれ。
不幸な人間にとって、死とは無期懲役の減刑である。
恋愛の真の本質は自由である。
私は私。 そのままを受け止めてくれるか、さもなければ放っといて。
人間は、時には自由であったり時には奴隷であったりすることはできないであろう。 人間は常に全面的に自由であるか、あるいは常に全面的に自由でないか、 そのいずれかである。
結婚生活をいくらでもほめたたえてよい。しかし自分自信は独身でいたまえ。
もしも人から、なぜ彼を愛したのかと問い詰められたら、 「それは彼が彼であったから、私が私であったから」と答える以外には、 何とも言いようがないように思う。
幸福な結婚というのは、 いつでも離婚できる状態でありながら、 離婚したくない状態である。
離婚は進んだ文明にとって必要である。
一度結婚してしまうと、善良であること以外には何事も、 そう、自殺でさえも残されていない。
孤独の生活の目的とは、もっとゆうゆうと、 もっと気ままに暮らすというただ一つであると私は信ずる。
どこで死が我々を待っているか分からないのだから、 いたるところで待とうではないか。 死を予測するのは自由を予測することである。
終わりのある愛は悲劇じゃないわ。 終わりのない愛こそ悲劇なのよ。
死ぬことは悪くない。死について考えることから解放してくれるから。
私は大部分の時を孤独で過ごすのが健全なことであるということを知っている。 最も善い人とでも一緒にいるとやがて退屈になり散漫になる。 わたしは独りでいることを愛する。 わたしは孤独ほど付き合いよい仲間を持ったことがない。
貧乏のいいところは泥棒の恐れがないことだ。
結婚するとは、彼の権利を半分にして、義務を二倍にすることである。