人は十五歳の時たくさんいろいろな事を考える。 そして人生の問題を殆ど発見する。 その後は、それに慣れて、だんだんにそれを忘れていく。

「運」ってやつは、たえず変わる。 いま後頭部にがんと一撃くわせたかと思うと、 次の瞬間には砂糖をほおばらせてくれたりする。 問題はただ一つ、へこたれてしまわないことだ。

女心は男心よりも清らかなものである。ただ男よりもよく変化するだけだ。

結婚生活に幸福を期待しすぎて、失望しないように気をつけなさい。 ウグイスは春に2、3ヶ月だけは鳴くが、卵をかえしてしまうと、 あとはずっと鳴かないものだ。

女をだますのは昔ほどたやすくない。

すべての悲劇というものは死によって終わり、 すべての人生劇は結婚をもって終わる。

失恋すると、５年後に素晴らしい事が起こります。 エレベーターに乗ったら、ハゲて太ったあの人がいて、 葉巻をくゆらせながら 「ずいぶん長いこと会わなかったね」なんて言ってたりするの。

女がいなかったら、男は神のように生きていくだろう。

恋の火は、ときとして友情の灰を残す。

18歳では即座に崇拝し、20歳では愛し、30歳では欲情し、40歳では反省する。

恋する男たちは泥棒と同様、はじめは用心するが、 次第に用心を忘れ、恋にとりつかれてしまう。

男は恋を恋することからはじめて、女を恋することで終わる。 女は男を恋することからはじめて、恋を恋することで終わる。

自分こそ正しい、という考えが、 あらゆる進歩の過程で最も頑強な障害となる。 これほどばかげていて根拠のない考えはない。

結婚はデザートよりスープが美味しいコース料理である。

人生は、私たち一人一人が、それぞれの目を通して見ている映画です。 そこに何が起こっているのか、ということは大した違いはありません。 それをどのように受け取るかが重要なのです。

幸福は、心の流れによって決まるもの。

結婚する前、 男はあなたの言った言葉を夜中にあれこれと考えて一晩眠れずに過ごすが、 結婚した後は、あなたの話がまだ終わらないうちに眠ってしまうものなんです。

心が変われば態度が変わる。 態度が変われば習慣が変わる。 習慣が変われば人格が変わる。 人格が変われば運命が変わる。

恋が入ってくると、知恵が出ていく。

「時」をまねるがよい。「時」は一切のものをゆっくりと破壊する。 「時」はおもむろに浸蝕し、消耗させ、根こそぎにし、引き離す。 だが、ひったくることはない。