とことんまで恋したものは友情に手をつける。
夜中に命がけで書いたラブレターほど、翌朝読むに耐えないものはない。また、投函したとたん猛烈に書き直したくなる。
「ダメね。40歳にもなってこれじゃあ」 「こうでなきゃいけないってことなんかないよ」
「君は会うたびに美しくなる」 「会ったのはついさっきよ」 「その間に美しくなった」
「こんな田舎町でも何か起こるのかい」「ああ」「何が?」「バラが咲く」
去る者は日に以って疎し、生ける者は日に以って親し。 古墓犂かれて田と為り、松柏摧かれて薪となる。
我々の人生が素晴らしく、またうまく生きられるには、 我々がそれをはっきりと理解していたかどうかが重要なのではない。 ともすれば、我々が軽蔑しがちな方面から生活が豊かになることが多いのである。
子供っぽい空想遊びはそれで終わった。成長とともに信じる心は薄れる。 そう望んだからではなく、それが現実なのだ。
人は女に生まれない。女になるのだ。
この世に存在する数々の問題は、 その問題が発生したときと同じ考え方では解決できない。
科学は農薬を生み出すが、それを使うなとは言ってくれない。
どんな政治的自由があっても、それだけでは飢えたる大衆を満足させない。
年寄りになったからって、賢くなるもんじゃありませんよ。用心深くなるだけですな。
女が再婚する場合は先夫を嫌っていたからで、 男が再婚する場合は先妻を熱愛していたからだ。 女は運を試し、男は運を賭けるのだ。
自分が出したアイデアを、 少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、 独創的な発想をしているとは言えない。
いかなる英雄も最後にはうんざりさせられる。
お前が死んでも何も変わらない。 だが、お前が生きて、変わるものもある。
我々はつねに自分自身に問わなければならない。 もしみんながそうしたら、どんなことになるだろうと。
戦争は常に人間の最悪の部分を引き出す。 平和な時ならあいつも普通の男だ。
男にとっても、結婚はしばしば一つの危機である。 その証拠に、多くの男性精神病患者は婚約期間中、 もしくは結婚生活の初期に生まれる。