もう一日くらい待ったなら、 自分の婚約者よりももっと好みに合った 理想的な女性が見つかるかもしれないという気持ち。 どんな男でもこうした気持ちを抱いているものだ。
何もかも失われた時にも、未来だけはまだ残っている。
すべての不幸は未来への踏み台にすぎない。
死の持つ恐怖はただ一つ。それは明日がないということである。
結婚生活――この寂しい海原を乗り越えて行く羅針盤はまだ発見されていない。
青年は未来があるというだけで幸福である。
もっと人生を本当に楽しめるときがいつか訪れるだろう。 その時をあなたは心待ちにしなさい。
明日、なにをすべきか分からない人は不幸である。
幸福は遠くの未来にある限り光彩を放つが、つかまえてみると、もうなんでもない。 幸福を追っかけるなどは、言葉のうえ以外には不可能なことである。
過去のことは過去のことだといって片付けてしまえば、 それによって、我々は未来をも放棄してしまうことになる。
「いいことがある。僕達は結婚しよう」 「もっといいことがあるわ。結婚しないでおきましょう」
「こんな田舎町でも何か起こるのかい」「ああ」「何が?」「バラが咲く」
「将来を考えろ」 「将来なんて捨ててる」 「いや、将来がお前を捨ててるんだ」
人間にとって、最大の幸福とは何か。 それは、新しい発展に参加することだ。
明日という別の日があるわ。
結局のところ、最悪の不幸は決して起こらない。 たいていの場合、不幸を予期するから悲惨な目に会うのだ。
青春は単なる人生の花盛りではなく、 来るべき結実の秋への準備の季節である。
友人同士は未来を語り合わなくても未来に再会することを確信している。 恋人同士は絶えず未来を語り合うが、未来は彼らの恋愛には無い。
どこに行こうとしているのかわかっていなければ、 どの道を通ってもどこにも行けない。
明日からがんばるんじゃない。 今日をがんばり始めた者にのみ明日がくるんだよ!