情熱的に恋したことのない男には、 人生の半分――それも最も美しい半分が隠されている。
恋が生まれるにはほんの少しの希望があれば十分です。
恋人として男と女で違う点は、女は一日中恋をしていられるが、 男は時々しかしていられないという点だ。
恋は火と同じように絶えず揺れ動いてこそ保たれる。 期待したり、恐れなくなったりしたら、もうおしまいだ。
軽い苦痛と浮気な恋だけが永い生命がある。
われわれは恋愛を夢みるが、友情を夢みることはない。 夢みるのは肉体であるからだ。
恋愛を一度もしなかった女はたびたび見つかるものだが、 恋愛を一度しかしない女はめったに見つからない。
初恋に勝って人生に失敗するというのは良くある例で、 初恋は破れるほうがいいと言う説もある。
恋愛には四つの種類がある。情熱の恋、趣味の恋、肉体の恋、虚栄の恋。
お前の唇は苦い味がした。 あれは血の味だったろうか?……いや、ことによったらあれは恋の味かもしれない。 恋は苦い味がするというから。
幸福を手にするための戦いは美しいものです。
男が妻に望むのはただの同棲者でもなく子どもの母親でもない。 世の中の荒波を共に乗り切る相棒なんだ。
「あなた幸せなの?」 「あんまり幸せじゃないわ。でも人生ってそんなものよ。 私、ずっと悪いことを恐れて、いいことを取り逃してきたのね」
バラが刺の中に咲くように,恋は怒りの中に咲いて燃える.
「いいことがある。僕達は結婚しよう」 「もっといいことがあるわ。結婚しないでおきましょう」
「昨日のことは忘れて欲しいの」「もう遅い。日記に書いた」
人間は自分の恋していた時のことを思い出すと、 そのあいだには何一つ起こらなかったような気がするものだ。
自分自身以上に愛するものがあるとき、人は本当に傷つくのだ。
善良だけでは足りない。 何もしないで傍観しているのは愚劣なルールへの同調だ。
人が心から恋をするのはただ一度だけである。 それが初恋だ。