一人の女しか愛さない男はしばしばもっとも幸福な生活を送るが 死ぬときはもっとも孤独な死にかたをする。
男が本当に好きなものは二つ。危険と遊びである。 そしてまた、男は女を愛するが、それは遊びのなかで最も危険なものであるからだ。
男はある女の愛人でありうるときには、その女の友人である事はない。
愛の舞台に上って馬鹿らしい役割を演じるのは、いつでも男だ。
男というものは元来多妻主義だ。 心ある女は、男の気まぐれによる過失をいつも大目に見る。
あなたの内であれ外であれ、 あなたが見るものを変えることなど全く不要。 あなたが見るものを見る目だけを変えなさい。
男は自分の知っているたった一人の女、つまり自分の妻を通して、 女の世界全体をいい加減に判断している。
女は男に欠点があるからこそ愛するのだ。 男に欠点が多ければ女は何もかも許してくれる。 我々の知性さえもだ。
一生涯ひとりの異性を愛することは、 一本の蝋燭が生涯燃えることと同じである.
結婚の契約をしてからでなければ恋をしないというのは、 小説を終わりから読み始めるようなものである。
恋愛では信じてもらうことが必要であり、 友情では洞察してもらうことが必要である。
最初の一目で恋を感じないなら恋というものはないだろう。
自由が生命・・・世界のどの民族よりも、 英国人は官僚的政治で支配されるのを承知しない民族だろう。 彼等の生命の血は自由だからである。
結婚は、多くの短い愚行を終わらせる。一つの長い愚鈍として。
急いで結婚する必要はない。 結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。
死の恐怖は、解決されない生の矛盾の意識にすぎない。
私達は踏みなれた生活の軌道から放り出されると、 もうダメだ、と思います。 しかし、実際はそこに、ようやく新しい良いものが始まるのです。 生命のある間は幸福があります。
時間を浪費するな、人生は時間の積み重ねなのだから。
恋愛は戦争のようなものである。 始めるのは容易だが、やめるのは困難である。
現代の女性は、あらゆることを理解する。 ただ、自分の亭主のことだけは理解しない。