幸福な結婚というのは、 いつでも離婚できる状態でありながら、 離婚したくない状態である。
夜の静けさのなかで、わたしは千の人々の喝采より、 愛する人からの一言、二言が欲しくなるわ。
愛情のない結婚は悲劇だ。 しかしまるっきり愛情のない結婚よりいっそう悪い結婚が一つある。 それは、愛情はあるが片一方にだけ、という場合だ。
人間は愛しているか、愛されているか、どっちかでないと辛いね。
あの人が私を愛してから、 自分が自分にとってどれほど価値のあるものになったことだろう。
人は反感から愛へ向かう。 だが愛することから始めて反感に達する場合には、けっして愛には戻らない。
もっとも深い真理は、ただもっとも深い愛のみにひらく。
手の上なら尊敬のキス。額の上なら友情のキス。 頬の上なら厚情のキス。唇の上なら愛情のキス。 閉じた目の上なら憧憬のキス。掌の上なら懇願のキス。 腕と首なら欲望のキス。さてそのほかは、みな狂気の沙汰。
過ぎ去った恋の思い出は、 それが強く記憶にとどまっている時には、 恋をしていた時にも劣らず魂を奪うものである。
忘れること、それが最上の治療法であり、 恋人との愛をつなぐエチケットです。
終わりのある愛は悲劇じゃないわ。 終わりのない愛こそ悲劇なのよ。
でも、何といったって、 誰にも愛されないよりはまだ誰かに捨てられたほうがましだよ。
大切なのはどれだけ相手を愛するかではなく、 相手にとって自分は何かを知ることだ。
三つのマッチを一つ一つ擦る夜のなか はじめは君の顔を一度きり見るため つぎのは君の目を見るため 最後のは君の唇を見るため 残りの暗闇は今の全てを思い出すため 君を抱きしめながら
あなたと一緒に歩く時は、 ぼくはいつもボタンに花をつけているような感じがします。
自分の生活に何かを加えて、あるいは何かを減らして、 自分の生活を変えてくれる相手でない限り、その人を愛することはできない。
愛というのは、どんどん自分を磨いていくことなんだよ。
財産も地位も、愛にくらべたら塵芥のようなものだ。
愛の表現は惜しみなく与えるだろう。 しかし、愛の本体は惜しみなく奪うものだ。
相手の話に耳を傾ける。 これが愛の第一義務だ。