キスをするときに、目を閉じない女を信用するな。
恋のいいところは、階段を上る足音だけであの人だって分かることだわ。
結婚はデザートよりスープが美味しいコース料理である。
結婚する前、 男はあなたの言った言葉を夜中にあれこれと考えて一晩眠れずに過ごすが、 結婚した後は、あなたの話がまだ終わらないうちに眠ってしまうものなんです。
長いこと結婚指輪が活躍してくれましたわ。 誘惑からも守ってくれました。 パーティーでは夫と何度も思い出させてくれ、もう帰る時間よとうながしてくれました。 夕食のお相手をホッとさせたこともありますし、 産科の病室では結婚指輪がステータスシンボルでした。
男は別れの言い方が分からない。 女はそれを言うべき時が分からない。
友情は静かな月のように、太陽の現れない前の大空に輝く。 だが、恋の光を受けるとすぐに色褪せてしまう。
恋が入ってくると、知恵が出ていく。
三週間互いに研究しあい、 三ヶ月間愛し合い、 三年間喧嘩をし、 三十年間我慢しあう。 そして子供達が同じことをまた始める。
男と女というこうも違った、また複雑な人間の間で、互いに良く理解しあい、 ふさわしく愛するために一生を費やして長すぎるということはない。
恋のチャンスは、 熟れている時にもがなければならない果物のようだ。 一度地から落ちたら二度とチャンスはないだろう。
その女性がもし男であったならきっと友達に選んだろう、 と思われるような女でなければ妻に選んではいけない。
恋愛においては、 恋したふりをする人のほうが本当に恋している人よりもずっとうまく成功する。
恋愛の真の本質は自由である。
愛することによって失うものは何もない。 しかし、愛することを怖がっていたら、何も得られない。
我々は命あるものを、 使い古したら捨ててしまう靴や身の回りの品のように扱うべきではない。
もしも人から、なぜ彼を愛したのかと問い詰められたら、 「それは彼が彼であったから、私が私であったから」と答える以外には、 何とも言いようがないように思う。
日曜学校のクラスに金髪の美しい少女がいた。 私は一目ぼれだった。妻となった今も私の気持ちは変わっていない。
愛はしばしば結婚の果実である。
もっとも永く続く愛は、報われぬ愛である。