死ぬよりも、生きているほうがよっぽど辛いときが何度もある。 それでもなお生きていかねばならないし、また生きる以上は努力しなくてはならない。
ハンカチ――顔に関してさまざまの汚ならしい役割を果たすのに使われる絹またはリネンの小さな四角い布。 特に葬儀の際に泣いていないことを隠すのに役立つ。
世の中には福も禍もない。ただ考え方でどうにでもなるのだ。
大多数の人間は、静かな絶望の生活を送っている。
人は習慣を好む、 なぜならばそれを作ったのは自分だから。
天才の一面は明らかに醜聞を起こし得る才能である
虎は死して皮を残し、人は死して名を残す。 保険に入っていれば金を残す。
生死などは何でもない、つまらない事柄なのだ。 ただ、生きていく態度が重要なのだ。
死とは、私達に背を向けた、光のささない生の側面である。
だって治療にはとても金がかかるよ。 だから、どうせ死ぬと決まっているなら、その金を蓄えておくほうがよい。
死んで誰一人泣いてくれるものもないくらいでは、 生きがいのないものだね。
眠い人が眠るように、 瀕死の人は死を必要としているのです。 抵抗が間違いで無駄だというときが、いずれきますよ。
生きているということは一つの病気である。 誰もがその病気によって死ぬ。
死んでみたところでなんの役に立つのだろうか? まだ死ぬには早すぎる。 せっかく自分のために生まれてきたものを全部自分のものにしもせずに あの世に旅立つなんて、 果たして僕のすべきことだろうか。
墓場は、一番安上がりの宿屋である。
死は救いとは言いながら、そうは悟りきれぬものである。
人は、いつか必ず死ぬということを思い知らなければ、 生きているということを実感することもできない
あたかも良く過ごした一日が、安らかな眠りをもたらすように、 良く生きられた一生は、安らかな死をもたらす。
友情と恋愛とは人生の幸福を生み出す。 ちょうど二つの唇が、魂を有頂天にするキスを生みだすように。
私たち一人一人が航海しているこの人生の広漠とした大洋の中で、 理性は羅針盤、情熱は疾風。