私達はいわば二回この世に生まれる。 一回目は存在するために、二回目は生きるために。
人間には幸福のほかに、 それとまったく同じだけの不幸がつねに必要である。
最も賢い処世術は社会的因襲を軽蔑しながら、 しかも社会的因襲と矛盾せぬ生活をすることである。
私は決して拒絶しないし、決して反対しない。 忘れてしまうことは時々ある。
愛する人に本当のことを言われるよりも、 だまされているほうがまだ幸せなときがある。
真理は「時」の娘であり、権威の娘ではない。
人生はほんの一瞬のことに過ぎない。 死もまたほんの一瞬である。
富を軽蔑する人間をあまり信ずるな。 富を得ることに絶望した人間が富を軽蔑するのだ。 こういう人間がたまたま富を得ると、一番始末が悪い人間になる。
我々は、 幸福になるためによりも、 幸福だと人に思わせるために四苦八苦しているのである
男は自分が幸福にしてやれる女しか愛さない。
友情は不変といってよいが色と恋が絡めば話は別になる。
智に働けば角が立つ。情に棹せば流される。 意地を通せば窮屈だ。兎角にこの世は住みにくい。
我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。
人は幸運の時は偉大に見えるかもしれないが、 真に向上するのは不運の時である。
我々は人生という大きな芝居の熱心な共演者だ。
女性が綺麗になる方法は二つあります。 「いい恋をすること」と「悪い恋をやめてしまうこと」です。
我々はときおり、 悪夢から目覚めた瞬間に自らを祝福することがある。 我々はおそらく、死んだその瞬間をみずから祝福することであろう。
恋というのは一つの芝居なんだから、筋を考えなきゃだめだよ。
死ぬということは、生きているよりいやなことです。 けれども、喜んで死ぬことが出来れば、くだらなく生きているよりは幸福なことです。
人間が人間として生きていくのに一番大切なのは、 頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだ。