あらゆる真面目なことのなかで、結婚というやつが一番ふざけている。
幸福の秘訣は、自分がやりたいことをするのではなく、 自分がやるべきことを好きになることだ。
亀の肉がさまざまな肉の味わいを持っているのと同じく、 結婚もまたいろいろと変わった味を持っている。 そして、亀が歩みののろい動物であるのと同じく、 結婚もまた足取りののろいものである。
人は急いで結婚し、暇になってから後悔する。
結婚生活とはいわば冷蔵庫のようなものである。 冷蔵庫に入っている限られた素材で、 いかにおいしいご馳走を作り出すか、それに似ている。 決して、他人の冷蔵庫を羨ましがらないことだ。
結婚したまえ、君は後悔するだろう。 結婚しないでいたまえ、君は後悔するだろう。
結婚するとは、彼の権利を半分にして、義務を二倍にすることである。
最上の男は独身者の中にいるが、最上の女は既婚者の中にいる。
結婚前には両眼を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ。
幸福とはそれ自体が長い忍耐である。
なんだ、あれが僕たちの探している青い鳥なんだ。 僕達はずいぶん遠くまで探しに行ったけど、本当はいつもここにいたんだ。
会って、知って、愛して、 そして別れていくのが幾多の人間の悲しい物語である。
恋愛論を得意気に語る奴には、恋人がいない。
女は異国の土地である。 どんな若い頃移住したとしても、男はついにその習慣、その政治、 その言葉を理解しないだろう。
女性の全生涯は愛情の歴史である。
体が重いと足跡も深くなる。恋心も強いと傷が深い。
恋の悩みほど甘いものはなく、恋の嘆きほど楽しいものはなく、 恋の苦しみほど嬉しいものはなく、恋に苦しむほど幸福なことはない。
幸福がこの上なく大きい場合には微笑と涙が生まれる。
自分の命を愛しても憎んでもいけない。 だが生きている限りは命を大切にするがよい。 長く生きるか短命に終わるかは天に任せるがよい。
愛する人と共に過ごした数時間、数日もしくは数年を経験しない人は、 幸福とはいかなるものであるかを知らない。