結婚するとは、彼の権利を半分にして、義務を二倍にすることである。
事実に目をつぶったからといって、事実が無くなるわけじゃない。
最上の男は独身者の中にいるが、最上の女は既婚者の中にいる。
常に賢明な人間でありたいと思うなら、決して結婚はしてはならない。 結婚というものは、 ウナギをつかもうと思って、蛇の入っている袋に手を入れるようなものだ。 結婚するくらいなら、まだ痛風にでもかかったほうがマシだ。
結婚前には両眼を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ。
幸福とはそれ自体が長い忍耐である。
夫婦が長続きする秘訣だって? それは、一緒にいる時間をなるべく少なくすることさ。
他人の自由を否定するものは、自ら自由を受けるに値しない。
我々はみな真理のために闘っている。 だから孤独なのだ。 寂しいのだ。しかし、だから強くなれるのだ。
何かをうまく語ることは、 何かをうまく描くことと同様に難しくもあり面白いものだ。 線の芸術と色の芸術とがあるように、 言葉の芸術だってそれより劣るものじゃない。
ある真実を教えることよりも、いつも真実を見出すにはどうしなければならないかを教えることが問題なのだ。
なんだ、あれが僕たちの探している青い鳥なんだ。 僕達はずいぶん遠くまで探しに行ったけど、本当はいつもここにいたんだ。
会って、知って、愛して、 そして別れていくのが幾多の人間の悲しい物語である。
世間の恋人達を見るがいい。 やっと告白が始まるときにはもう欺(あざむ)いている。
二人の女を和合させるより、 むしろ全ヨーロッパを和合させることのほうが容易であろう。
友情の基礎を作るには、まず女と恋をしなければならない。
恋愛論を得意気に語る奴には、恋人がいない。
女は異国の土地である。 どんな若い頃移住したとしても、男はついにその習慣、その政治、 その言葉を理解しないだろう。
女性の全生涯は愛情の歴史である。
もっとも驚くべき記憶力は恋する女の記憶力である。