過ぎ去りし麗しき日々は、再び我が元に返り来たらず。
現在一つ持っているほうが、 未来において二つ持っているより値打ちがある。
われわれを恋愛から救うのは理性よりも多忙である。
若き日の恋なんてな、 老いたる男が老妻に抱く愛に比べたらまるで軽薄じゃよ。
運命が明日なにを決定するかを問うな。 瞬間こそ我々のものである。 さあ、瞬間を味わおうではないか!
人生は、ケチな心配事ばかりしているのには短すぎる。
短い不在は恋を活気づけるが、長い不在は恋をほろぼす。
恋愛をして分かることの一つは、 時間というものは一定の速度で過ぎていかなければならぬということです。
金縷の衣は再び得べし。青春は再び得べからず。
人は自由を得たのち、いくらかの歳月を経過しないと、 自由を用いる方法を知らないものだ。
人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。
結婚するとき、私は女房を食べてしまいたいほど可愛いと思った。 今考えると、あのとき食べておけばよかった。
青春は短い。宝石の如くにしてそれを惜しめ。
ああ!青春!―― 人は一生に一時しかそれを所有しない。 残りの年月はただそれを思い出すだけだ。
若い者も美しい。 しかし、老いたる者は若い者よりさらに美しい。
若い時われわれは学び、年をとってわれわれは理解する。
純朴と純真な真実とは、いかなる時代においても時と場を得る。
月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也。
「時」の歩みは三重である。 未来はためらいつつ近づき、 現在は矢のように速く飛び去り、 過去は永久に静かに立っている。
流れ進むのはわれわれであって、時ではない。