期待なしに恋をするものだけが、誠の恋を知る。
真実のない生というのはあり得ない。 真実とはたぶん、生そのもののことだろう。
正義の尺度は声の多数ではない。
女はみんな結婚するほうがいい、 男は一人も結婚しない方がいい。
友情は多くは見せかけであり、恋は多くの愚かさにすぎない。
恋愛とはなにか。私は言う。それは非常に恥ずかしいものである。
「男女同権」とは、男の地位が女の地位まで上がったことなのです。
立法者にしろ革命家にしろ、平等と自由とを同時に約束する者は、 空想家か、さもなくば山師だ。
本を読んでも、物語や歴史に聞くところからでも、 真実の恋は滑らかに運んだためしがない。
諸悪の根源は金そのものではなく、金に対する愛である。
アダムは自由が欲しかったから食べたのではなかった。 禁じられていたからこそ食べたのだ。
私が過つと誰でも気づく。私が嘘をつくと誰も気付かない。
真理は瀕死の人の唇からもれる。
全くの自由は必然的に頽廃(たいはい)を意味する。
一人殺せば殺人者だが何百万人殺せば征服者になれる。全滅させれば神だ
愛は、この世に存在する。 きっと、ある。見つからぬのは愛の表現である。その作法である。
結婚をしばしば宝くじにたとえるが、それは誤りだ。 宝くじなら当たることもあるのだから。
結婚は顔を赤くするほど嬉しいものでもなければ、恥ずかしいものでもないよ。
「真相」は分からない。 それを無理に追うよりも、曖昧さの薄闇の中に、物事をおぼろなままで放置せよ。 そこにあるおぼろな形が人生なのだ。
彼女たちが私たちを愛しているとき、 彼女たちが愛しているのは本当は私たちではない。 しかし、ある朝、彼女たちがもはや愛さなくなるのは、 確かに私たちである。